チームの場を変えることでメンバーのモチベーションを上げてみる
こんにちは、ながそでです。
リーダーに限らず、チームに所属している方はみんな何かしらチームに対して悩み事を抱えているかと思います。特に、
- メンバーが無関心
- 主体的に動いてくれない
- 協力し合ってくれない
など、メンバーに対する悩みを抱えているという人が多い気がします。
どうにかしてマインドチェンジしようと試みますが、時間も体力もかかる上に、全く効果が現れないという悲しい結果をよく生み出します。それはそうですよね、他人を意図的に変えるなんてほぼ不可能ですから。
そこで、他人を変えることを潔く諦めて、チームの 場 を変えることに全振りすることで解決する案を考えてみました。
目次
チームを改めて理解する
まずは、チームの意味を今一度思い出してみましょう。
チームは「共通の目的や目標を達成するために共に活動する集団」です。目的は「共通の目的、目標を達成すること」で、手段は「チームメンバーで協働すること」になるんだろうと思います。
以上を踏まえると、チームは どれだけ協働できるか、協働しやすいか が目的の達成率を左右されるということが分かりました。
協働に必要なコト
協働をスムーズに、ストレスなく出来るチームは何が整っているのでしょうか。チームメンバーの能力、性格などにメンバーに期待することはここではやめておきます。能力や性格も大事にな要素ではあるのですが、最高の能力、理想の性格を保持したメンバーでも、それらを発揮できる条件があるのではないかと考えるられるためです。
それでは、その条件とは一体なんでしょうか。
個人的には 「環境」 ではないかと考えています。つまり、協働にはメンバーの能力や性格以前に 協働できる、協働しやすい場や雰囲気 が整う必要があるのではないか、ということです。
環境が課題だとすると色々改善しがいが出てきますよね。
協働できる、協働しやすい場のポイント
協働できる、協働しやすい場や雰囲気を整えるための施策について、色々アイデアが出てくるかと思います。やみくもに手を出す前に一度冷静になって、施策を考える際の軸やポイントを考えてみましょう。以下5つは私の経験から捻り出したモノです。それぞれ解説していきます!
- 目標はみんなが見えるところに明示している
- メンバーの役割、期待はみんなが見えるところに明示している
- 全ての情報はいつでも自由にアクセスできる
- フィードバック文化が根付いている
- 質問、愚痴、提案、失敗を言うことができる
目標はみんなが見えるところに明示している
「何のために協働しているのか」を忘れては元も子もありません。みんながいつでも目にする場所に掲げ、見る機会を作り、理解しやすい言葉ではっきりと表現することが大事なのかな、と感じています。
メンバーの役割、期待はみんなが見えるところに明示している
メンバー各々が力を発揮しやすくするためにも役割分担や期待を伝えることは大事ですよね。さらにその役割分担や期待を公開し、周りのメンバーが認知することで、より密度の濃い協働が出来るようになるんだろうな〜と妄想しています。
全ての情報はいつでも自由にアクセスできる
情報の非対称性は、チーム活動の様々なところに悪影響を及ぼします。原則全ての情報はいつでも誰も自由にアクセスできるようにしましょう。それでも公開できないような情報が万が一ある場合は、徹底的に隠し通してくださいね。ウソと一緒です(笑)
フィードバック文化が根付いている
協働していく上でチームワークはもちろん大事です。そのチームワークを上げる手段として、感謝・称賛・エール・学び・敬意などのフィードバックを送り合うことは非常に重要です。手軽に始められることですが、意外と出来ていないチームをよく見かけます。効果的なフィードバックとはなんなのか、自分はまだ迷走中ですが。
質問、愚痴、提案、失敗を言いやすい
心理的安全性のコトを指しています。心理的安全性の高さは言わずもがなのことですね。一番やりごたえがあるところかなと思ってます。結局対話することが一番の解決策な気がしています。
これらの要件を改めて見ると、協働するには当たり前のことばかり書いてあります。しかし、その 至って当たり前のこと当たり前に満たす こと難しいのですよね。
まとめ
今回チームのメンバーに対する悩み事をチームの場にフォーカスしてみました。改善対象を人から 場 に変えるだけでハードルがグッと下がった気がしませんか?少し回り道かもしれませんが、場 を整えることで基礎がしっかりし、ちょっとやそっとでは崩れないチームになるんだと思います。
また、チームは学校、仕事、趣味など、色々なところで存在し、それぞれ特色を持っていると思いますが、場 に関してはどんなチームにも当てはまる共通的な部分になります。「私のチームは少し違うから...」と思わず、一度試してみてください。